日剧“药丸”？30年兴衰成败，不再为纯爱剧买单的日本人，现在喜欢看这些剧……

日本平成年代的三十年，是民放电视剧百花齐放的时代。

最先拉开时代帷幕的，便是以富士电视台为首的トレンディドラマ（偶像剧）注释①。

之后，日本台电视剧主攻特立独行的角色，到了平成后半期，开拓长寿系列剧的朝日电视台确立了新的路线，TBS台日剧成了高质量的代表。

不过随着数字录像机的普及，实时观看电视剧的群众骤减，收视率普遍降低，录像回看越发受欢迎。与此同时，日本电视剧制作的商业模式也开始发生了变化。

接下去让我们从“民放电视剧的变化”这一角度来回顾平成30年的日剧历史吧。

注释①：トレンディドラマ，即trendy drama（追赶流行的影视作品），日本造词。trendy drama（偶像剧）指的是在1990年前后播出的恋爱剧。

偶像剧的兴衰成败

トレンディドラマの栄枯盛衰

平成时代始于偶像剧的兴起。

平成はトレンディドラマの勃興の中で始まった

偶像日剧的定义，指的是描写生活在城市中的男女恋爱和流行趋势的现代电视剧。其目标群体，则是在泡沫经济时代梦想无限膨胀的年轻女性们。

都会に生きる男女の恋愛やトレンドを描く現代ドラマ、これがトレンディドラマの定義のようだ。ターゲット層は、バブル景気で夢を膨らませた若い女性たち。

主演大多为当年的人气男女演员，其扮演角色也都是所谓的“片假名职业”，如：广告代理、电视台、设计师等。反映当下的热点、时尚、事件、生活方式等，也是偶像剧的一大特征。

主役たちは、放送当時の旬な男優や女優。役柄は広告代理店・テレビ局・デザイナーなど、いわゆる“カタカナ職業”が多かった。話題のスポット、ファッション、アイテム、ライフスタイルをドラマに反映させる点が“トレンディ”ということらしい。

打头阵的是《男女七人夏物语》（1986年）和《男女七人秋物语》（1987年）这两部TBS台的剧，剧中明石家秋刀鱼和大竹忍即兴的台词令人印象深刻。

先鞭をつけたのはTBS。明石家さんまや大竹しのぶなどがアドリブ的セリフで強烈な印象を放った『男女7人夏物語』（1986年）、『男女7人秋物語』（87年）だった。

而富士电视台则以量产职业和校园电视剧来反扑。

ところがフジテレビは、業界ドラマや学園ドラマを量産することで巻き返していく。

《东京爱情故事》——织田裕二、铃木保奈美

1991年（平成3年），富士台《东京爱情故事》和《第101次求婚》大热。同年，周一晚9点档的4部作品年平均收视达到21.5%。富士台看板黄金档——月九诞生。

1993年（平成5年），江口洋介主演的《同一屋檐下》收视率28.4%，《爱情白皮书》（石田光、筒井道隆、木村拓哉主演）收视率27%，年平均收视率上升到23.2%。

1997年（平成9年），木村拓哉主演的《悠长假期》收视率突破30.8%，年间平均收视率达到25%，“木村时代”正式到来。

《爱情白皮书》

《悠长假期》

偶像剧迎来了以富士月九档为中心的鼎盛期。

然而这个势头，却开始走下坡路。

月九剧史上最高收视纪录，是2001年由木村拓哉主演的《律政英雄》，收视率为34.3%。当年的年度平均收视率超过20%。但是在第二年却跌落至15%，这也是富士台第一次掉下20大关。

《律政英雄》

富士月九年度收视推移表：

即便如此，单剧平均收视率超过20%的作品仍然不少，像是、《冰上恋人》（木村拓哉，2004年），《极速引擎》（木村拓哉，2005年），《西游记》（香取慎吾，2006年），《神探伽利略》（福山雅治，2007年），2004~2008年的（月九档）年平均收视率依旧超过了15%。然而在2009年之后，15%以下的收视率情况已经成为家常便饭，2016年甚至出现了年平均收视率个位数的难堪局面。

それでもクール平均が20％を超えた『プライド』（木村拓哉：04年）、『エンジン』（木村拓哉：05年）、『西遊記』（香取慎吾：06年）、『ガリレオ』（福山雅治：07年）などにより、04～08年は年間平均15％超と気を吐いた。ところが09年以降は15％未満が普通となり、16年には遂に年間平均で一桁という不名誉な記録を出してしまった。

2017~2018年，也难以逃脱年平均收视率个位数的困境。去年夏季档以后，《绝对零度》（泽村一树主演）、《SUITS》（织田裕二主演）、《Trace～科搜研的男人》（锦户亮主演）三部的平均收视率分别回归到两位数，但这也不过是刑侦局或律政剧的功效罢了。以主攻帅哥美女、走在尖端的职业、话题地区或时尚的偶像剧，在现今的月九剧中完全没了影子。

その後も17～18年は、年間平均で一桁から脱出できずにいる。去年夏以降、『絶対零度』（沢村一樹）、『SUITS』（織田裕二）、『トレース』（錦戸亮）と二桁を回復しつつある。ところが刑事モノあるいは弁護士モノで攻めた結果だ。旬な美男美女、先端を行くカタカナ職業、話題のスポットやファッションで攻めたトレンディドラマのテイストは、今の月9からは完全に影をひそめてしまった。

木村拓哉x竹内结子的《冰上恋人》是月九史上第二高收视率的日剧。

2007年，福山雅治x柴崎幸《神探伽利略》。

2018年，翻拍同名人气美剧《金装律师》，主演织田裕二。

东爱组复活，平均收视10.7%

极端的角色打造

極端なキャラクター

虽然不像富士台打造的偶像剧路线那么具有明确的定义，日本电视台（NTV）的电视剧在这三十年来，也建立起了自己的一大特色。

フジが打ち立てたトレンディドラマ路線ほど明確な定義は難しいものの、日テレのドラマもこの30年で一つの特徴を打ち出してきた。

日本电视台迈出的第一步，是由安达祐实主演的《无家可归的小孩》（1994年），这部剧打破了富士台自1982年以来连续12年的三冠王记录。故事描写了受到家庭暴力的少女，在不公平的社会上不怕困难，努力生活着的故事。主人公名台词“同情我的话就给钱！”因其强烈的冲击力荣获当年的新语·流行语大奖。而当时对于争取能获得收视率的人气演员十分困难的日本电视台来说，利用极端角色和出色的策划能力，与富士台的偶像剧进行对抗。虽然不如偶像剧量产一样那么多，但作为一种踏踏实实的路线，在观众的记忆里留下了深刻的印象。

その第一歩は、フジが82年から続けて来た12年連続三冠王を日テレが破った94年放送の『家なき子』（安達祐実）。家庭内暴力を受ける少女が、理不尽と困難に負けずに生きていく様を描いた物語だった。「同情するなら金をくれ！」という主人公のセリフが、新語・流行語大賞に選ばれるほど強烈なインパクトを持った。当時、視聴率のとれる人気俳優のブッキングが困難だった日テレは、極端なキャラクターと企画力で、トレンディドラマのフジに対抗しようとしたという。トレンディドラマほどの量産には至らなかったが、着実に一つの路線として視聴者の記憶に残って行った。

《无家可归的小孩》

还有相当一部分90后杰尼斯女孩们的“入坑作”《极道鲜师》——

2002年，《极道鲜师 1》主演仲间由纪惠，共演者有

松本润、小栗旬、成宫宽贵、松山研一等

2005年，龟梨和也、赤西仁、小池彻平、水嶋宏等人参演《极道鲜师 2》

该剧最高收视32.5%。

除了极道鲜师，当年以压倒性的力量型教师角色风靡一时的校园剧怎能少了天海祐希的《女王的教室》：

而NTV走这条路的终点，便是《家政妇三田》（松岛菜菜子主演，2011年）。无表情又神秘的家政妇作为主人公的本剧，最终回取得了40%的高收视率，创下日本电视剧史上第四的好成绩。而这条路线，由北川景子主演的《卖房子的女人1&2》继承了下来。

そしてこの路線の到達点が『家政婦のミタ』（松嶋菜々子・11年）だろう。常に無表情でミステリアスな家政婦が主人公で、最終回の40.0％は高視聴率ドラマの歴代4位となる大記録だ。この路線は『家売るオンナ』（北川景子：16年）や今年冬クールの『家売るオンナの逆襲』に踏襲されている。

日本电视台在剧本制作上加强了娱乐性的演绎，描绘个性突出，不外露情感的女性主角的故事成为了他们擅长的领域。从梦想爱情的女生到战沙场女斗士的转变，令日本电视台拉开了与偶像剧不一样的帷幕。

日テレはバラエティ色を強めるなど演出を進化させている。それでも強烈な個性、特に感情をあまり表出させない女性の主人公が活躍する物語が、得意パターンになっている。男女の恋愛を夢見る女から戦う女へとシフトチェンジすることで、日テレはトレンディドラマとの差別化を果たしたと言えよう。

《家政妇三田》

《卖房子的女人》&《卖房女子的逆袭》

NTV台出品的电视剧总是能紧跟当下话题，今年冬季档的《3年A组》就是很好的证明：

2019冬季日剧，菅田将晖主演的《3年A组》成为当季黑马作品，故事引发全民讨论。

人气作品的系列化

ヒットのシリーズ化

人气作品的系列化，也是平成日剧值得大书特书的一种类型。

ヒット作のシリーズ化も、平成ドラマで特筆すべきパターン。

首先，不得不说的是朝日电视台的刑侦悬疑剧。该电视台用系列化的电视剧牢牢锁定观众，获得了相对稳定的收视率。周四晚8点档的“木曜悬疑剧场”、周三晚9点的“刑侦剧场”的人气剧系列皆成绩斐然。

まずはテレ朝の刑事モノ・ミステリーモノ。同局はシリーズ化で固定客を囲い込み、視聴率を安定的にとろうとしている。木曜8時枠を“木曜ミステリー”とし、水曜夜9時枠は、“刑事ドラマ”とした。人気ドラマのシリーズ化で実績向上を図ってきたのである。

前者的代表，是今年走入第19个年头的《科搜研之女》（泽口靖子主演，1999年始）↓

后者的代表则是已播出了17季的《相棒》系列（水谷丰主演，2002年始）↓

朝日台其他的人气系列剧还有：《警视厅搜查一课9系》、《Doctor-X》、《特搜9》和正在播出第三季的《紧急审讯室》。

《Doctor-X》——米仓凉子

《紧急审讯室》——天海祐希

该电视台工作日午后有3小时的日剧重播时段，在新系列播出前，都会以重播之前的系列作为宣传。就此，该剧的第一集全都以高收视率砍断。今季的《特搜9》也好，《紧急取调室》也罢，都以15.2%的压倒性收视率开始。而且系列化的剧集，瞄准的也是现在占到电视观众半数以上的中老年人群为目标。

同局は平日午後に3時間のドラマ再放枠を持っている。新シリーズ放送前に、過去のシリーズを大量に再放送することで番宣としている。この結果、同局ドラマの初回はことごとく高視聴率でスタートしている。今期も『特捜9』も『緊急取調室』も、15.2％と圧倒的な数字で始まっている。さらにシリーズ化は、今やテレビ視聴者の過半を占める中高年を取り込む作戦として定着している。

故事情节，框架设定，登场人物，剧情的展开都已经耳熟能详，中老年人也能安心观看。而其结果，便是获得了稳定的收视率。

物語の設定や大枠、登場人物、ストーリー展開のパターンなどに馴染みや分かりやすさがあり、中高年が安心して見られる設計だ。結果として、安定した視聴率をとるようになっている。

虽然不像朝日电视台那么直接，不过TBS的周日剧场也用了类似的系列化手段。

《半泽直树》——堺雅人 2013年

《罗斯福游戏》——唐泽寿明 2014年

《陆王》——役所广司 2017年

以上均都是池井户润原作改编的作品。除此之外，周日剧场也获得了“以少胜多”“卡司演技爆表”等赞誉，不断创下高收视率。其中《半泽直树》最高更是高达42.2%，杀进了日剧收视率榜前五。

除了看板档周日剧场，近年TBS也诞生出了不少好剧：

《重版出来》 2016

《四重奏》 2017

《非自然死亡》 2018

令和将会是多样化的时代

令和は多様性の時代

平成30年日本电视剧“明争暗斗”，在各自的路上奔走着。而前提，便是数字化录像的普及。

以上のように平成の30年間で、各ドラマは明暗があるものの、それぞれの路線を走ってきた。これらの前提には、デジタル録画機の普及がある。

根据自己的空闲时间看电视剧、电影和动画片等节目，能不慌不忙地观赏，这种需求已经与日俱增，回看已经成了理所当然的事情。时代的变化也是重要的一点。

ドラマ・映画・アニメなどの番組は、自分の都合の良い時間に、じっくり見たいというニーズが高く、タイムシフト視聴が当たり前になってきた点が大きい。時代状況の変化も大きい。

泡沫时代崩塌，可以说是经济从“失去的10年”变成了“失去的30年”的低迷状态，加上日本人口的少子化和高龄化，年轻人越来越难以对未来抱有美好幻想，偶像剧一般的世界观和恋爱观已经无法让他们所接受。

バブルが崩壊し、経済は“失われた10年”から、“失われた30年”と言われるほど低迷した。少子高齢化も加わる。若年層が将来にバラ色の夢を抱くことが難しくなり、トレンディドラマのような世界観や恋愛観が受け入れられなくなった。

富士台月九剧的沉沦，朝日电视台和TBS新路线的兴起便是最好的明证。另外随着IT、数字化的发展，按需提供服务及精准定位信息的消费趋势越发高涨。即如持续一年的大河剧越来越不被看好，而换个时代，把身边女性生活作为焦点的晨间剧却越发稳健。

フジ月９が沈み、テレ朝やＴＢＳの新路線が興ってきた理由だ。またＩＴ・デジタルが進み、オンデマンドかつピンポイントに情報を消費する風潮も高まった。結果として、１年続く大河ドラマが受け入れられなくなってきた。逆に時計代わりで、身近な女性の生活に焦点を当てた朝ドラが安定するようになった。

《海女》 2013上半年度晨间剧

电视剧的商业模式也开始产生了变化。例如加上录播回看的收视率、网络利用略、海外销售等。广播业界也重新审视了收视率的测算方法，对电视剧的媒体价值能够重新进行评价。在网络利用方面，开始转向网络广告费的获取。另外SVOD（网络流媒体）及海外销售等版权业务也开始受到了重视。

ドラマのビジネスモデルにも、変化が生じ始めている。録画再生視聴率の加算、ネットでの利用、海外販売などだ。放送界は視聴率測定方法を見直し、ドラマの媒体価値を再評価できるようにした。ネットでの利用では、ネット広告費を獲る方向に向かい始めた。さらにＳＶＯＤや海外販売など、ライツビジネスを重視し始めている。

即便是在电视剧业界，LGBT等非大众话题的内容也越来越多。不再以高收视率的为前提，而是越来越多从各个层面、各个角度踏踏实实地走好每一条路线。

ドラマの世界でも、ＬＧＢＴなどマイノリティにスポットを当てるものなども増えている。従来のような高視聴率を前提にせず、多様な層を着実に取り込む路線が増えてきたのである。